出会いと別れ、そして・・・  (3)

無事京都について翌朝。
20130916-1
 京都は何度か訪問しているのでまだ行ってなかった銀閣寺だけお参りしてその後茨城に向かって走り出します。

 出発前のチェックでも冷却水は問題なし。

 ただ、ホースが裂けて吹き出した水がファンベルト周辺にかかっていたのが気にかかります。

 新名神、伊勢湾岸道、東名、新東名と順調に進み静岡帝国を通過中、一瞬オルタネーターの警告ランプが点灯しました。
 直後、エアコンの電源ランプが点滅。

 エアコンのコンプレッサーがロックしてベルトの回転を止めたのではないかと推測します。この先はエアコン無しでスイッチオフにて走行。

 念のためSAに立ち寄りエンジンチェック。見たところ現時点問題がありません。

 スープラはすべてのプーリーを1本のベルトで回す方式なので、エアコンのみ切り離すという技がつかえません。
 ただ、エアコン切っておけば基本的には、基本的には、あ く ま で 基 本 的 に は 再ロックすることはないと思いますのでエンジン回転を上げずに走行しましたが、御殿場に差し掛かった時、

    コンプレッサーー再ロックwww

 電源入れてないんだから仕事すんなしwww

 でもこれも一瞬のことでした。ただ、これが続けば当然ベルト破断が待っているので念のため付き合いの深い板金屋さんに相談します。

 72「今御殿場なんだけどカクカクシカジカ」
 板 「どうにか茨城まで連れ帰ってこい。今から迎えに行くから。」
 72「了解です。また変わりがあったら連絡します。」
 板 「とにかく茨城県の南のほうで待機するから。俺は回送車で首都高走ったこと無いんだから頼むぞw
 72「えっ」

 とにかく進みます。ベルトは先の車検で替えたばかりでまだ距離乗ってません。この先時折ロックしてもいきなり切れることは無かろうとの判断です。

 その後コンプレッサーもおとなしくなり、無事首都高に入ります。これで何とか帰れるな、とひと安心したところで

    ゴトン
 
 ????今まで聞いたことない音です。ベルトが切れたか?同時に水温計がみるみる上昇。130度近くまで上がりますがココは首都高。止まれるはずがありません。やばいどうする、非常駐車帯何処だ?と言ってるうちに水温が一気に下がります。念のためクラッチ切って惰力走行してますが他に異音がしません。
 
 ????症状が理解できません。ベルトが切れたのならウォーターポンプも止まるはずなので水温が下がることはありえません。
 
 じゃあさっきのゴトンって音は何?
 
 間もなく常磐道、という場所にあるPAでエンジンルームを覗くと・・・

20130916-3
 おわかりいただけますでしょうか・・・クランクプーリーがなくなってます。ダンパー取付部に引っかかって滑りながらもベルトは回っています。オートテンショナーでなければこの時点でアウトだったと思います。トヨタが緊急用にそのような設計にしているのかどうかはわかりませんが、この時自分が感じたのは


 「こいつ、帰ろうとしてるんだな・・・!」

ということです。

 13年近く付き合った仲です。思い入れだってあります。さっきの水温上昇でおそらくヘッド周りはおかしくなっているはずです。それでも健気にエンジンは回っています。大きな異音はありません。

 板金屋さんに連絡し、待ち合わせ場所を設定します。ここまでくれば最悪でも常磐道には入れます。

 そして・・・

 茨城に戻りました。

 でも、もうここまでです。

 これ以上、君の悲鳴を聞きたくない。だから、どうか、もう、休んで・・・

20130916-2

 総走行距離209089Km。自分が至らないばかりにエンジンに過度な負担をかけました。コレまでの不良箇所もありますので再起させるのは自分には無理です。

 廃車かな・・・などと感傷に浸っていると、

 板「あのさ、これもう無理だよな?」
 72「そうですね。ダメだと思います。」
 板「この車、車体やエアロ仕上げたの俺だから、よければ買い取って俺がプライベートで乗るわ。」
 72「は?壊れてるのに?」
 板「実は知人の解体屋に云々・・・」
 72「了解です。社長にお任せします。」

 仕事として修理すれば相当なお金がかかることでしょう。でも社長が自分で暇な時にやれば・・・今までのように長距離や高負荷は無理だとしても、近所を走り回ることはできそうです。

 長い間ありがとう。よかった、スープラさん、また走り出せるよ!


 

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